超微粒子ベータグルカンの粒子サイズ

1980~1990年代のベータグルカン(βグルカン)の健康食品に関しては、「粒子サイズ」「超微粒子」といった粒の大きさが比較されていただ、現代では不毛な意味の無い比較項目となった。

原始的なキノコ破砕食品が"流行"していた時代には宣伝文句としては有効だったかもしれないが、実質は無意味だった。不純物が大量に残存するキノコをミクロン単位まで細かく磨り潰すことは、宣伝としては人心に訴えられても、実際の効果効能にはほぼ影響が無かっただろう。 これらの「粒子が小さい方が吸収が良いから、効果も高い」という説明が意味の無いことは、ベータグルカンが小腸で吸収される経路を学ぶことで理解されるだろう。小腸でベータグルカンを吸収するマクロファージは自身よりも大きな10ミクロンを越える大きなベータグルカン分子さえも捕食してしまうからだ。これは写真撮影に成功した研究者までいる周知の事実だ。

そもそも、パン酵母から抽出されるベータグルカンは、製造された時点で既に全てが数ミクロンの"微粒子","超微粒子"となっている。キノコを磨り潰した健康食品の粒子サイズは数十ミクロンであるから十分に小さい粒子である。原料のパン酵母が10ミクロン前後の大きさしかないのだから、そこから精製抽出されたベータグルカンが数ミクロン以上の大きさにはならないのは道理である。敢えて言及するなら、パン酵母から抽出されたベータグルカンは全て「超微粒子」だ。

当たり前に備えている微粒子という性質を無意味に強調して宣伝意味は、その製品の劣っている点(ベータグルカン純度や販売価格)を補い隠したいという意図が見え隠れしている。

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