ベータグルカン抗がん剤のクレスチン、レンチナン

抗がん剤新薬の開発は、化学合成や自然素材からの抽出など素材は多様だ。伝統的なキノコの効能に着目した薬品開発も試されいくつかのキノコ抽出物を原料とした抗がん剤が開発され承認まで得ている。これらのキノコ原料の抗がん剤は、菌糸体医薬品、「マイコシューティカル」と呼ばれる分類だ。マイコシューティカルとは造語であり、菌類(myco)に存在する薬学的な活性物質のことを示している。

マイコシューティカル=キノコ抽出の抗がん剤としては、クレスチン、レンチナン、ソニフィランが承認を受けている。それぞれの原料となるキノコはクレスチンはカワラタケ、レンチナンはシイタケ、ソニフィランはスエヒロタケだ。全て、抽出されたベータグルカンが有効成分である点は共通している。したがって、効能も同じで、免疫力を強化する効果によって、免疫システムが がん細胞を攻撃し、がん増殖の抑制、転移の防止、再発の予防に用いられている。

ここで、マイコシューティカルであるクレスチン、レンチナン、ソニフィランのベータグルカン(βグルカン)は総じてβ1,4Dグルカンが中心で、抗がん作用の「ベータ1,3Dグルカン」は極小量であることが判明している。つまり、酵母抽出のベータグルカンと比較した場合には、免疫の活性度が見劣りしてしまうのだ。

このことからもベータグルカン サプリメント・健康食品は、キノコ抽出よりも酵母抽出の方が、効果効能が優れていることが理解されるだろう。

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