ベータグルカンと免疫システム

ベータグルカン(βグルカン)という成分は、体内の臓器に直接に作用するものではない。 がんに対する効果も糖尿に対する作用も、ベータグルカンの効果効能は免疫細胞、免疫システムによって間接的に作用するのだ。

経口摂取されたベータグルカンは、小腸に集中している免疫システムに取り込まれる。小腸にあるM細胞で免疫細胞の一種であるマクロファージに捕食されることで体内へ吸収されるのだ。免疫細胞マクロファージはベータグルカンを捕食するとその刺激によって活動が活発になる。これに刺激された他の免疫細胞群(ナチュラルキラー細胞=NK細胞、樹状細胞、IgA、IgGなど)が活発に活動するようになる。これらの免疫細胞群は、体内に侵入した外敵を駆除し、消化する機能があるのだ。このように病気の原因となる異物に対する抵抗力、つまりは「免疫力」を高めることが、各種の治療に活用されているのだ。

免疫細胞が駆除の対照とするのは、体内に侵入した細菌やウィルスだけでなく、体内で自然発生するがん細胞も駆除する。人間の体内では細胞分裂=新陳代謝の過程で毎日2000~6000程度のがん細胞が発生しているが、この全数を免疫細胞が毎日駆除している。このがん細胞の発生と免疫による駆除のバランスの崩れることが、がんの発病の始まりなのだ。

ベータグルカン(βグルカン)のサプリメント・健康食品が がん治療に用いられるのは、体内の免疫システムを活性化するためだ。免疫力を強化し、がん細胞の駆除数を増やすことで、がん細胞の増殖抑制や転移の予防、再発の防止がなされるのだ。

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